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楽天初心者

楽天お買い物マラソン対策|毎月の売上を底上げする準備と施策

2026年3月22日

楽天お買い物マラソンの店舗向け対策を解説します。買い回りの仕組み、スーパーSALEとの違い、マラソン前にやるべき5つの準備(1,000円商品・ポイント変倍・クーポン・バナー・告知)、期間中の運用ポイント、振り返りの進め方を時系列で整理します。

対象読者: お買い物マラソンで毎月の売上を安定的に伸ばしたい楽天出品者

この記事で分かること

  • お買い物マラソンの仕組みとスーパーSALEとの違いが分かる
  • マラソン前にやるべき5つの準備が時系列で整理できる
  • 振り返りの3指標で毎月のPDCAサイクルが回せるようになる

お買い物マラソンは月1〜2回開催される楽天市場最頻出のイベントです。スーパーSALEのような大型セールと異なり、店舗側の値引き条件がなく、買い回りポイントは楽天が負担するため、出品者にとって参加ハードルの低いイベントです。一方で、開催告知から開始まで数日しかないケースも多く、「毎回バタバタして準備が間に合わない」という悩みを持つ出品者も少なくありません。本記事では、毎月繰り返し使えるマラソン準備フローを時系列で整理します。スーパーSALEの準備についてはスーパーSALE前にやることチェックリストをご覧ください。

お買い物マラソンの仕組みと店舗側のメリット

買い回りによるポイントアップが購買を促進し、店舗側の追加負担は基本的にゼロです。

買い回りの仕組み

お買い物マラソンは「買い回り」がイベントの中核です。ユーザーが期間中に1,000円以上(税込)の商品を異なる店舗で購入するごとにポイント倍率が上がる仕組みです。

買い回り店舗数ポイント倍率
1店舗1倍(通常)
2店舗2倍
3店舗3倍
......
10店舗以上10倍(上限)

ポイントの上限は1イベントあたり7,000ポイントが一般的です(イベントにより変動)。

店舗側のメリット

  • 買い回りポイントは楽天が負担 — 店舗側に追加のポイント原資は発生しない
  • 参加条件なし — スーパーSALEのような値引き条件やエントリー審査がない
  • 毎月の販売実績を積み上げられる — 楽天SEOの検索順位は販売実績も評価要素。マラソンでの売上が通常時の検索順位にも好影響

マラソン期間中のユーザー行動の特徴

マラソン中のユーザーは「できるだけ多くの店舗で買い回りたい」というモチベーションで動きます。そのため、低単価・日用品・消耗品の購入が増える傾向があります。1,000円ちょうどの商品を用意しておくと、買い回り先として選ばれやすくなります。

スーパーSALEとの違いと使い分け

マラソンは「販売実績の積み上げ」、スーパーSALEは「大型集客」と位置づけて使い分けましょう。

項目お買い物マラソンスーパーSALE
開催頻度月1〜2回年4回(3月・6月・9月・12月)
準備期間告知後2〜3日で即応1ヶ月前から計画的に
値引き条件なし(任意)サーチ掲載に10%以上の値引き等
ポイント負担買い回り分は楽天負担半額サーチ等の値引きは店舗負担
主な目的新規獲得・販売実績の積み上げ大幅な売上拡大・ブランド認知
ユーザー層ポイント重視のリピーター中心新規ユーザーも多い
マラソンとスーパーSALEは競合する施策ではなく、補完関係です。マラソンで毎月の販売実績とリピーターを積み上げ、スーパーSALEで大きく売上を伸ばす年間計画を設計しましょう。スーパーSALEの準備についてはスーパーSALE前にやることチェックリストで詳しく解説しています。

マラソン前にやるべき5つの準備

告知から開始まで数日の場合もあるため、事前にテンプレート化しておくのが鉄則です。

1. 1,000円ぽっきり商品の準備

買い回りの条件は「1店舗あたり1,000円以上の購入」です。ユーザーは買い回り店舗数を増やすために1,000円ちょうどの商品を探しています。

  • おすすめ商品: お試しサイズ、サンプルセット、消耗品の小容量パック、メール便対応商品
  • 商品名の工夫: 「お買い物マラソン」「1000円ポッキリ」「送料無料」等のキーワードを商品名に含める
  • 利益の考え方: 1,000円商品で利益を出す必要はない。新規顧客の獲得コストとして割り切る。リピート購入で回収する設計にする
💡1,000円商品にクーポンを適用した結果、購入金額が1,000円未満になると買い回りの対象外になります。クーポン設定時は「1,000円以上の購入に○○円OFF」等の条件を設定し、1,000円を下回らないようにしてください。

2. ポイント変倍の設定

ポイント変倍は購入の後押しとして有効です。RMSで商品別・店舗別に設定できます。

設定方法(商品別ポイント変倍):

  1. RMSの「店舗設定」→「商品管理」を開く
  2. 対象商品の「編集」を選択
  3. ポイント変倍率(2〜20倍)と適用期間を入力
  4. 登録を完了
変倍率店舗負担(ポイント原資)おすすめ場面
2倍通常の1%に+1%全商品への一律設定
3〜5倍通常の1%に+2〜4%主力商品・在庫処分品
10倍通常の1%に+9%目玉商品・新規獲得の切り札

タイミングのコツ: 「5と0のつく日」に合わせてポイント変倍を設定すると効果的です。5と0のつく日は楽天カードユーザーのポイントが5倍になるため、マラソンとの併用で通常の2倍以上の売上増が期待できます。

3. クーポンの設計

クーポンはユーザーの購入の最後の一押しとして機能します。

クーポンタイプ内容おすすめ場面
店舗全体クーポン全商品に使える割引クーポン買い回り先として選ばれやすくする
商品別クーポン特定商品だけに使えるクーポン主力商品の販売加速
まとめ買いクーポン「2点以上購入で10%OFF」等客単価の向上
先着限定クーポン枚数限定の高割引クーポンマラソン開始直後の瞬発力

クーポン設計のポイント:

  • 割引率は**5〜15%**が目安。利益を圧迫しない範囲で設定
  • 先着限定クーポン(例: 先着100枚で15%OFF)はマラソン開始直後の売上加速に有効
  • 中盤は「2点以上購入で10%OFF」等の条件付きクーポンで客単価を引き上げる

4. バナー・特集ページの更新

トップページやカテゴリページにマラソン告知バナーを設置し、イベントへの参加感を演出します。

  • トップページ: ヘッダーにマラソン告知バナー(ポイント変倍・クーポン情報)
  • カテゴリページ: 「マラソンおすすめ商品」「1,000円ぽっきり」等の特集エリア
  • 商品ページ: サムネイルに「ポイント○倍」のアイコンを追加(ガイドライン内で)

毎月使えるテンプレートバナーを1回作っておくと、日付と内容を差し替えるだけで準備が完了します。

5. メルマガ・SNSでの事前告知

開催の3〜5日前に既存顧客へ告知を行います。

メルマガの配信タイミング:

タイミング内容
開催3〜5日前マラソン予告+目玉商品の紹介+先着クーポンの告知
開催前日リマインド+エントリー忘れ防止の案内
開催初日開始の案内+限定クーポンの配布
5と0のつく日ポイントアップの告知+おすすめ商品
最終日「残り○時間」の駆け込み需要喚起

告知内容のポイント: 「お得情報(ポイント倍率・クーポン)」+「限定感(先着・期間限定)」+「エントリーの案内」を必ず含める。メルマガの配信設計や件名の工夫については楽天メルマガ(R-Mail)の基本で詳しく解説しています。

マラソン期間中の運用ポイント

開始直後と5と0のつく日が勝負。リアルタイムの調整が売上を左右します。

開始直後のアクセス集中を活かす

マラソンは通常20時頃に開始されます。開始直後は購買意欲の高いユーザーが集中するため、先着限定クーポンの準備や、メルマガの即時配信が効果的です。

「5と0のつく日」を最大活用する

マラソン期間中に「5と0のつく日」(5日・10日・15日・20日・25日・30日)が重なる場合、楽天カードユーザーのポイントがさらに上乗せされます。この日に合わせてポイント変倍を設定し、メルマガやSNSで告知すると売上が大きく伸びます。

RPP広告の一時調整

マラソン期間中はアクセスが増えるため、RPP広告の効果も高まります。

  • 日次予算を通常の1.3〜1.5倍に引き上げ
  • 主力商品の入札額を5〜10円上乗せ
  • 予算が午前中に消化されてしまう場合は、さらに予算を引き上げるか入札額を調整

RPP広告の基本的な運用方法は楽天RPPの基本をご覧ください。

在庫状況のモニタリング

売れ筋商品の在庫切れはマラソン中の最大の機会損失です。期間中は1日1回、主力商品の在庫状況を確認してください。在庫が少なくなった商品は「残りわずか」の表示が購入の後押しにもなります。

マラソン後の振り返りと次回への改善

やりっぱなしにしない。3つの数値を確認して次回のアクションを決めましょう。

確認すべき3つの指標

マラソン終了後1週間以内に以下の3指標を確認します。

指標確認方法チェックポイント
売上(マラソン期間中)RMS 店舗カルテ前月マラソン比で増減はあるか
新規顧客数RMS 顧客分析1,000円商品経由の新規はどのくらいか
クーポン利用率RMS クーポン管理発行数に対して利用率は何%か

商品別パフォーマンスの振り返り

確認項目分析の視点
最も売れた商品マラソン中に伸びた要因は?(ポイント変倍?クーポン?)
在庫切れが発生した商品次回は在庫を多めに確保
クーポンが使われなかった商品割引率が低すぎた?対象商品の選定を見直し
1,000円商品の購入者同じ顧客が他の商品も買っているか?リピート施策の対象に

次回マラソンへの改善サイクル

振り返りの結果を「次回のアクション」として記録し、テンプレートに反映します。

  1. 今回うまくいったこと → 次回も継続
  2. 改善すべきこと → テンプレートに修正を反映
  3. 次回試すこと → 新しい施策を1つ追加

この3点を毎月記録していくことで、マラソン対策のクオリティが月を追うごとに向上します。

振り返りは「マラソン終了後1週間以内」に実施するのがポイントです。時間が経つと記憶が曖昧になり、次回の改善に活かしにくくなります。30分程度で十分なので、RMSのデータを見ながらサッと振り返りましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. お買い物マラソンとスーパーSALEの違いは何ですか?

マラソンは月1〜2回開催で店舗側の値引き条件がなく、買い回りポイントは楽天が負担します。スーパーSALEは年4回開催で、サーチ掲載に10%以上の値引きなどの参加条件があります。マラソンは「販売実績の積み上げ・新規獲得」、スーパーSALEは「大型集客・大幅な売上拡大」と目的を分けて使い分けましょう。

Q2. ポイント変倍は何倍に設定すべきですか?

一般的には2〜5倍が目安です。全商品に一律2倍を設定し、主力商品や在庫処分品には3〜5倍と差をつけるのが効率的です。「5と0のつく日」に合わせて変倍を設定すると、楽天カードユーザーのポイントアップと重なりさらに効果的です。利益率を確認しながら設定してください。

Q3. 1,000円ぽっきり商品は必須ですか?

必須ではありませんが、買い回り対策として非常に有効です。買い回りの条件が「1店舗1,000円以上の購入」のため、お試しサイズや消耗品の小容量パックを1,000円で用意すると新規顧客の獲得につながります。利益は出なくても「顧客獲得コスト」として割り切り、リピート購入で回収する設計がおすすめです。

Q4. マラソン前の準備はいつから始めるべきですか?

開催告知が出たらすぐに着手しましょう。マラソンは告知から開始まで数日しかないケースもあります。事前に「1,000円商品・ポイント変倍・クーポン・バナー・メルマガ」の5点をテンプレート化しておけば、告知から2〜3日で準備を完了できます。

Q5. マラソン期間中にRPP広告の設定は変えるべきですか?

イベント期間中はアクセスが増えるため、RPP広告の日次予算を通常の1.3〜1.5倍に引き上げ、主力商品の入札額を5〜10円上乗せすることを検討しましょう。マラソン期間中は購買意欲の高いユーザーが増えるため、ROIが通常時より良くなる傾向があります。詳しくは楽天RPPの基本をご覧ください。

まとめ

毎月のマラソン準備チェックリストを整理します。

  • マラソンは月1〜2回開催。買い回りポイントは楽天負担で店舗の追加負担なし
  • スーパーSALEとの違いを理解し「実績積み上げ」と「大型集客」で使い分け
  • 準備5項目: ①1,000円商品 ②ポイント変倍 ③クーポン ④バナー ⑤メルマガ告知
  • 期間中は開始直後と「5と0のつく日」が勝負。RPP広告の予算引き上げも検討
  • 振り返りは1週間以内に。売上・新規顧客数・クーポン利用率の3指標を確認
  • テンプレート化して毎月繰り返し使えるルーティンに仕上げる

今すぐやるべきステップ: 次回のマラソン開催に向けて、1,000円商品の候補をリストアップしてください。マラソン用のバナーテンプレートを1つ作っておくと、毎月の準備が格段に楽になります。

次に読むべき記事

よくある質問

Q. お買い物マラソンとスーパーSALEの違いは何ですか?

A. マラソンは月1〜2回開催で店舗側の値引き条件がなく、買い回りポイントは楽天負担です。スーパーSALEは年4回開催で、サーチ掲載に10%以上の値引きなどの参加条件があります。マラソンは販売実績の積み上げ、スーパーSALEは大型集客と位置づけて使い分けましょう。

Q. ポイント変倍は何倍に設定すべきですか?

A. 一般的には2〜5倍が目安です。利益率と競合の設定を確認しながら、負担可能な範囲で設定しましょう。5と0のつく日に合わせて変倍を設定すると、楽天カードユーザーのポイントアップと重なりさらに効果的です。

Q. 1,000円ぽっきり商品は必須ですか?

A. 必須ではありませんが、買い回り対策として非常に有効です。買い回りの条件が「1店舗1,000円以上の購入」のため、お試し購入しやすい低単価商品を用意すると新規顧客の獲得につながります。利益よりも顧客獲得コストと考えましょう。

Q. マラソン前の準備はいつから始めるべきですか?

A. 開催告知が出たらすぐに着手しましょう。事前にテンプレート化しておけば、告知から2〜3日で準備を完了できます。ポイント変倍の設定は開始2時間前まで、クーポンの設定は前日までに完了させてください。

Q. マラソン期間中にRPP広告の設定は変えるべきですか?

A. イベント期間中はアクセスが増えるため、RPP広告の日次予算を通常の1.3〜1.5倍に引き上げ、主力商品の入札額を5〜10円上乗せすることを検討しましょう。詳しくはRPP広告の基本をご覧ください。

✍️

EC実務ラボ編集部

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの3モール運営経験をもとに、EC担当者が実務で使えるナレッジを整理しています。広告運用、商品ページ改善、分析、販促設計が主な領域です。

マラソン準備テンプレート

毎月のマラソン準備5項目チェックリストと、振り返りテンプレートを配布しています。

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